らくちか

あれこれやって、見つかった楽な近道をお知らせするブログです

やって良かった、Bスポット治療

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こんにちは、きーやんです。
皆さん、疲れてくると、いつも風邪をひいたり、めまいがしたりと、疲れが現れるところって決まっていませんか?

私の場合は、これが喉と肺でして、ちょっと無理すると喉がヒリヒリして、鼻水が喉の奥に垂れこみ、もう一歩無理すると扁桃腺が腫れ、更に無理すると肺炎になるという、三段構えでして。

この第1段階の、鼻水の垂れこみ、専門的には後鼻漏というのですが、これに度々煩わされて来ました。この症状があると、耳も詰まってきてしまって、人の話が聞き取りづらいだけでなく、自分の声が頭に響いて聞こえて、結構不快なんです。

とはいえ、これって治るもんじゃないし…と症状とのお付き合いを決め込んでいたのですが、あるとき友人がBスポット療法というのを教えてくれたんです。

Bスポットというのは鼻咽腔のBから取った造語で、東京医科歯科大学の〇〇先生が提唱した、上咽頭のリンパ節を嚥下亜鉛で擦過する治療法。

昔は風邪ひくと耳鼻科で喉の奥をグリグリやられてた方もいらっしゃるかと思うんですが、あれです。

あれが、喉のみならず、頭痛や自律神経症状も緩和するとおっしゃって、その当時の医学界から総スカンを食らってしまったという治療です。

私も、他の先生同様、ある臓器を直したのに、全身が治ったとか、そういうの大っ嫌いなタイプで、元々は信じていなかったのですが、あるとき、友人から鼻うがいしたら、長年の血尿が治った、という話を聞いて、そんなことあるのー?と思いながら論文をあさってみたんです。

すると、IgA腎症の進行をBスポット療法が抑える、というものが出てきましてビックリ。
咽頭を囲むリンパ節が、全身の免疫を司る重要な機関であり、免疫応答による疾患としてのIgA腎症の進行に関わっている可能性があるというのです。

俄然興味が沸いたところで、会社のすぐ近くに、慢性上咽頭炎の治療をしているという病院を発見。以前、突発性難聴の時にお世話になったことがあり、渋い処方に信頼を感じていたので迷わずお願いすることにしました。

まず、首の横を斜めに走る胸鎖乳突筋の触診。痛い…。その後、喉頭鏡をすると、喉から声帯に掛けて、粘液が多量に着いている上に、綿棒で軽く擦ると大量に出血。教科書通りの慢性上咽頭炎で、結構炎症強いとのこと。

早速、塩化亜鉛を塗っていただきました。塩化亜鉛を長〜い綿棒みたいなのにつけて、鼻からグリグリ、口からアプローチして、のどちんこの両脇から鼻の裏側をグリグリするのが治療なのですが、これがものすごく痛い。喉が焼かれるようなヒリヒリとした痛みが頭のてっぺんまで突き抜けて、慣れてきた今でも口を閉じたい衝動に駆られます。

これを1週間に一度続けて、半年位で良くなるかなあ、とのこと。ホームケアも大切で、鼻うがいを1日2 回は必ずして下さいとのこと。

トローチを処方されて、検査も合わせておおよそ3000円でした。

それから半年、忘れることもありつつ、毎日2回の鼻うがい、ネットで調べて併用するといいとあった点鼻、寝る時の口テープと、朝40秒のあいうべ体操を続けました。受診は真面目に週1行ったり、行けなかったり…

そうして過ごしていた5ヶ月目のある日、子どもと一緒に紅蓮華を歌っていると、今まで何か引っかかって出なかった高音がスムーズに出るようになっていることに気づいたのです。

そういえば、左の耳が詰まったような症状も最近ないような…

そこで先生に、なんかいい感じです、と伝えたところ喉頭鏡をやって頂くことに。喉の粘液は大幅に減っており、粘膜をさすっても、出血は少量になっていました。

もうちょっと良くなる可能性を考えて通院を続けるか、一旦やめて、悪くなったらまた来るかどうしますか?との事だったので、一旦通院はやめて、ホームケアを続けることにして帰ってきました。

検査がなければ1回たかだか900円の治療で、不快だった症状が無くなったのが嬉しい。

喉以外の効果があったかというと、私には不明です。元々血尿もないし。頭がスッキリしたような、それはよく寝ているからのような…

ただ、鼻が詰まってると鼻が詰まってることが世界の中心になるような、ずっとどこかで鼻づまりを気にしているような感覚に苛まれる、あのようなことが無くなるのはいいのかも。

私にとってはコスパよく、大満足の治療でした。

喉の奥にずるずるとした粘液の違和感がある方、高音で痰が絡む方などなどにはいいかもですよ。

ではではでは~