らくちか

あれこれやって、見つかった楽な近道をお知らせするブログです

消毒用アルコールの調整

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こんにちは、きーやんです。

 

新型コロナでなんとなく落ち着かない今日このごろですが、いかがお過ごしですか。

 

私は医療機関勤めなので、働く皆さんが使う保護具の確保に走る毎日です。

 

1時期は一枚25円ぐらいのマスクが70円まで値上がりしてしまいましたが、ものがない状態で頑張らせるなんて絶対したくないので、涙を飲んで買ってきました。

 

マスクの在庫はだいぶダブついてきたみたいで、ネット上でも色々な業者さんが大売り出しになってますね。底値も元値の25円に下がってきたみたいだし。。。

 

需給バランスってこういう風に動くんだなっていうのを肌で感じますね。

 

さて、そんな物品ゲットの日々の中、先日は消毒用アルコールを調整しました。

 

最近では飲料用のアルコールを高濃度で作ってもよいという通達が出たので、少しずつ出回りつつありますが、それでも消毒用アルコールの確保は本当に難しいです。

 

公的機関を通じても、たかだか500ミリリットル支給って…本当にものがないんですよね。

 

さて、作り方ですがWHOのプロトコールを使って作成しました。


https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://www.who.int/gpsc/5may/Guide_to_Local_Production.pdf&ved=2ahUKEwiP7OOa5LvpAhVUZt4KHYfpBecQFjAAegQIAhAB&usg=AOvVaw3LqdHVbwiOnhqDfFXgi174&cshid=1589748928684

 

〇材料
その時手に入った99%アルコール一斗缶18L(トレーサブル99)、精製水500ml 5 本、グリセリン1本、過酸化水素水2本

 

〇道具
メスシリンダー100ml
三角フラスコ1000ml
金属じょうご
活栓付き10Lポリタンク3個(耐アルコール性のもの)
スプレーポンプ容器(耐アルコール性のもの)
消火器

 

〇作り方
アルコール8333ml
過酸化水素水417ml
グリセリン145ml


これを十Lのポリタンクに入れていき、最後に精製水を全部で十Lになるまで注ぎます。
(精製水は大体1105mlになりますね)

 

この要領で、消毒用アルコール22L作成できます。

 

作った消毒用アルコールはスプレーポンプに移しておきます。72時間経てば、スプレーポンプ自体も消毒されて消毒用アルコールが使えるようになります。

 

とにかくアルコールの一斗缶がめちゃくちゃ重いので、一旦ポリタンクに移して、そこから測るようにしました。

 

それからアルコール濃度が高くて引火の危険性があるので、引火の危険があるものは周りからどかしました。幸い家事になることはありませんでしたが、消火器を近くに用意しておくのは必須でしょう。

 

手の油もどんどん奪われていくので、ビニール手袋もしておいた方がいいと思います。

 

それから物品の購入ですが、大体1ヶ月から1ヶ月半前には動いておいた方がいい感触です。

 

消毒用アルコールの小分け容器はアマゾンで購入しましたが、届くまでに1ヶ月かかりました。

 

ポリタンクは、アズワンで売っています。

 

というわけで、なんとかアルコールは確保できほっとしています。もし医療機関でお勤めでお困りの方のお役に立てたら嬉しいです。

作り方については、WHOのプロトコールをよくよくお読みの上、お作りいただければと思います。

 

そして、市民の皆様、医療機関ではこんな状態なので、良識ある行動をお願いできるとありがたいです。

 

ではでは、また~